最近の企業では人の「強み」にフォーカスするということを積極的に取り入れる企業も増えてきました。何故そのような時代になってきたのか。
こんにちは。元気いっぱい、ストレングスコーチのやっち、こと福島泰子です。
今日は、働く上で強みにフォーカスする大切さについてお話ししたいと思います。
過去と現在の職場のニーズの変化
私が社会人になった頃、時代はまだ女性に対して厳しかった時代です。
そ最初に入った会社は上場会社でしたが、とても古い体質でお茶汲みなどというものがまだあるのか?といった職場でした。
上司の言ったことには「はい」というしかない環境。私にはそもそも不向きな環境だったのかもしれません。
その昔の働く側のニーズとは
①なんといっても、まず給与。もちろん、高い給与を支払ってくれるところに就職するのが醍醐味でした。
②会社内での満足度。福利厚生とかも色々とありました。あれやこれやと、社員を満足させるための仕掛けが盛んなものでした。
③上司との関係。退職の1番の理由は上司!なんてことは日常茶飯事。逆に良い上司に当たれば、頑張る社員も多かったはず。
④個人評価。これは、給与査定にも繋がっていると思いますが、私の長年勤めていた企業は上期、下期という具合に半年に1度この評価がありました。
業績評価と人事評価の2方向から評価されていました。
(最初の会社は1年で退職し、その後外資系に入社したので割と先端をいっていたかもしれません)
⑤人の評価は減点法。あれがだめ、これがだめとダメなことに目を向けて、ひたすら改善する評価システム。評価の時は本当に嫌な気分になりました。
そして、人が人を評価する、これも結局サジ加減。人の人生を簡単に変えてしまいかねない評価が多かった。
⑥仕事、何をするか。が大事なことが多かったのではないですかね。仕事の内容にフォーカスして、仕事を選んでいたのだと思います。
働き手の今のニーズ
今の若者やある程度企業にいる人が気付きはじめていること。
それが、人生100年時代のこれからの働きかた。
①なんのために働くのか。目的が大事です。その昔は、私も「生活するためです」と堂々と答えていました。その上で、その仕事が楽しかったらいいなと考えていました。
今は、働く目的は誰かの役に立つこと。今の仕事が誰かの役に立ち、社会と繋がっていくこと。これが目的となってきているのです。
②成長。仕事をする、周囲や外部とのコミュニケーションを通じて、自分の成長のために仕事をしていく、そんな人たちが増えています。
自分のやっている仕事で、自分はどのような成長ができるのか、ただ単にお金を稼ぐためではなく、どのように進化できるのか。そこがポイントになっている人がでてきています。
③上司のいる意味も大きく変化しています。単に上長にあらず、教えられるのではなく、コーチとしての役割を求めています。
よって、指示命令だけをするだけの上司は信頼関係を築けず淘汰されていきます。
相手が成長できるように伴走者としての役割もできなければならないのです。
④年次評価より、日々の1on1。評価の時期になって、あれ?何をやっていたっけ?とかその時期だけ点取り虫のようになるなんてことはもはや、過去の話です。
上記に記してきたように、その人が働く目的や成長をサポートするためには、継続的な会話が必要であり、そこにはコーチングという技術も備えていなくてはならなくなります。
⑤強みにフォーカスする。今どきの人たちは、できないことをあれこれ言われると、すぐにやる気を無くしてしまいます。今どきの人でなくても、少なくとも人は改善のためのフィードバック以外のフィードバックはネガティブに捉えがちです。
不思議なことに、できること、できたこと(強み)にフォーカスして褒めてあげると、その人はそのできたことを続けて実施してくれます。
もっというと、他の人にも教えてくれるようになったりするものです。
今後の働きかた
このような形で、現代の働きかたは、過去から大きく変貌を遂げています。
「どんな仕事をするか」ではなく「誰と働くか」が大事であり、自分のこれからの人生がどんなにかより良いものにするために、自ら選んでいくのです。
その時に、自分がどのようなことが好きであり、どのようなことをしたくないか、また、どのようなことが得意であるかは、自分自身で知っておく必要があります。
これは、企業に自分を売り込むときも必要です。
自分が何ができるかを常に整理し、どのようなことが貢献できるかを磨いておく。
それが、これからの時代の働きかたに大きく関与してくるのです。
まとめ
自分の強みは自分が一番よく知ってます!と言っている方。
意外と自分のことって知らないことが多いのですよ。私もそのひとりでした。
本当の強みとは、呼吸をするように無意識にしていることです。
無意識なので気がつかないことが多い。そしてその無意識がゆえに人を傷つけてしまうこともあります。
そんな、強みの話は、また別の機会にしたいと思います。
自分の強みを知りたい方に。
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