ゆる福筆文字アート

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誰かに物を教えるということ -トレーニングとコーチングの違い-

皆さんは、誰かに何かを教えるのは得意ですか?誰かに何かを教えるのは好きですか?

何故得意なのでしょう、何故好きなのでしょう。

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何かを教えることは好きですか?

こんにちは。ストレングスコーチのやっちこと、福島泰子です。

今日は誰かに何かを教えるということに関して書いていきたいと思います。

 

私がトレーニングや人に教えることが好きな理由は、相手の目がどんどん輝いて変化していく姿を見るのがとても好きだからです。

相手が変化をしていくのは、自分の言葉で変わっていっているからだ!という影響力が発揮できていることが嬉しい!ということも大きいですね。

 

そして、これは紛れもなく私のストレングスファインダー®の資質がTOP10に影響力資質たちがワラワラいるからでもあると私は知っています。

(私の影響力のお道具。最上志向、社交性、競争性、活発性)

半分近くは影響力なのです。

今日は、そのお話しではなく教えるということの大切な行動についてなのでこのくらいにします。

 

教えることのゴールは何ですか?

よく、「これ教えといて」とか「トレーニングしておいて」とか職場であればよく聞く言葉ですね。

さて、これを聞いた皆さんはどのような行動をとりますか?

 

教えるマニュアルがあれば、それを使って教えることをするでしょう。

OJT(On-the-Job Training)を使って、こうやるのですよ、と見本を見せながら教える方もいるでしょう。

 

教えることのゴールは「相手ができるようになること、アウトプットできるようになること」なんです。

でも、大抵の人は「知らないことを教えてあげる」ことがゴールとしてしまっているので、相手が思うように結果が出せない時に、

 

「教えたのですけどね」

「伝えています」

とか、更には

「何度も言ったのに、やる気がないんですよ」

 

とか言っちゃったりするのです。

身に覚えありませんか?

 

レーニングとコーチングの違い

言葉の使い方だと一括してしまうのは簡単ですが、ちょっとした意味を感じて自身の行動に移してみると、だいぶ違ってくると思います。

 

レーニングとは(training)語源がtrain(列車)と言われています。

目的地まで、レールを伝って進んでいく。

ガイド通りに物事を教えていくスタイルににています。

これは、知らないことを教える、知っていく時に有効なパターンです。

 

コーチングとは(coaching)語源がcoach(馬車)と言われています。

目的地までの行き方は、馬車の手綱次第でどんな道を辿っても構わない。

ゴールは列車と一緒だが、その向かう道の選択肢は自分にある(自分の意志)ということです。

 

そして、人に教えるときには、このトレーニングとコーチングを上手く組み合わせると早期に結果の出せるような教え方が出来上がります!というものです。

 

どんな風に使ったら良いか。

企業などで教える場合。

新人向けには、トレーニングを実施。その後完成系に向かうためにコーチングを使って行くのが良いでしょう。

 

レーニングとして教えるにもコツがあります。

最初にお話ししたように、知らないことを教えるにあたり、

「言ったのに」「伝えたのに」「教えたのに」は御法度です。

これらは、自分の思い込みでしかないからです。

 

相手が、理解していなければ教えたことは教えたことにはならず、ただの戯言を言ったまでになってしまいます。

では、どうしたら良いか。

 

レーニングの場合

1、誰にどのようなことを教えるか、そのツールの準備などを行う

2、そして今回教えることについて目的や方法などを伝える

3、自分で説明しながらやってみせる。

4、相手に同様にやってもらう、時には口で説明してもらう

5、相手ができたことは褒め認め、できなかったことに対してフィードバックを行う。

6、4−5を繰り返し行い、相手が教えようとしたことができるようになる、言葉で言えるようになるまで繰り返す

 

上記のような方法で行います。

この時に、4−6の工程でコーチングを使っていくのです。

 

コーチングは先も説明したように、ゴールは決まっていますが方法は自分で決めていきます。

要するに相手に考えさせ、脳みそを活性化させてあげるのです。

自分自身で考え、行動できるようにすることが一番の近道です。

 

三者に教えてあげる環境があれば、教えてもらった人が言葉にすることで更に腹落ちして行動に移せるようになります。「三人の学習」です。

 

人から聞いたことは、翌日には7割忘れると言われています。

なので、聞くだけのトレーニングや教えることはほぼ忘れてしまうのです。

 

「この間教えたのに」

 

残念ですが、覚えてません。

それを、しっかり理解できるようになる方法がこの三人の学習です。

 

これは、また別にお話ししようと思います。

 

話は戻って、コーチングをする時に気をつけること。

それは、相手に考えてもらうことです。そしてもうひとつは、相手がポジティブにモチベーションをあげられるようにすること。

 

行動するのは、人なのでモチベーションが上がらなければどんな仕事ややるべきことでも結果が半減してしまいます。

 

究極な話、相手がその結果を欲しい!と思って自ら気付き行動してくれるようにしてあげるのが、このコーチングの重要なところのひとつなんです。

 

まとめ

もともと、モチベーションの高い人はどんなことを教えてもすぐに吸収するし、自分で考え行動できてしまうものです。

そんな人ばかりではないので、そうでない人にもいかにモチベーション高く取り組めるようにしてあげるか、ここをポイントに教えてあげるということを実践していくと、今まで時間がかかって定着させていたことが、短時間でできるようになります。

 

是非試して見てください。